ブログ - 家族
1970年の日本の映画.倍賞千恵子,井川比佐志主演,笠智衆共演.山田洋次監督.
山田洋次の「民子3部作」と言われている作品の1つ目で,「故郷(こきょう)」と「遙かなる山の呼び声」に続くのだそう.倍賞千恵子が民子である以外の繋がりはない.
長崎の島の炭鉱で働いていた井川比佐志は,友人の誘いで北海道の中標津の酪農で働くことを決意.最初は一人行く予定だったが,妻の倍賞千恵子が家族の支えが必要だと考え,家族全員で移住を決める.
旅の途中で,井川比佐志の弟,前田吟が住む広島県福山市に父親の笠智衆を預ける計画だったが,前田吟は製鉄所に勤め一軒家を持ち当時珍しかった車を持っていたが,家も狭いし,ローンで父親を引き取る余裕がない.前田吟は,何の相談もなしにハガキ一枚で父親を置いて行こうとした井川比佐志に立腹しているが,翌朝,家族会議で笠智衆も北海道に行くことに.
上映が1970年10月24日ということで,途中,大阪万博(EXPO70)に立ち寄ったり新幹線に乗ったりと旅の映画なんだけど,後半ちょっと見てられない展開に.
大阪駅にいて3時間あるからと万博に行こうと行動するのも,あまり考えが深くないのに決断する井川比佐志だけど実行力はあるので,なんだか鏡を見ているよう...
山田洋次監督で,「男はつらいよ」に出演していた俳優がたくさん出てくる.たこ社長は台詞がある様な内容な.北海道で再会しそうな雰囲気だったけど.渥美清は2カ所.
福山駅や建造途中の日本鋼管福山製鉄所,社宅になる伊勢丘の団地が出てくるので地元民としては見ておかないと.
続きは・・・
山田洋次の「民子3部作」と言われている作品の1つ目で,「故郷(こきょう)」と「遙かなる山の呼び声」に続くのだそう.倍賞千恵子が民子である以外の繋がりはない.
長崎の島の炭鉱で働いていた井川比佐志は,友人の誘いで北海道の中標津の酪農で働くことを決意.最初は一人行く予定だったが,妻の倍賞千恵子が家族の支えが必要だと考え,家族全員で移住を決める.
旅の途中で,井川比佐志の弟,前田吟が住む広島県福山市に父親の笠智衆を預ける計画だったが,前田吟は製鉄所に勤め一軒家を持ち当時珍しかった車を持っていたが,家も狭いし,ローンで父親を引き取る余裕がない.前田吟は,何の相談もなしにハガキ一枚で父親を置いて行こうとした井川比佐志に立腹しているが,翌朝,家族会議で笠智衆も北海道に行くことに.
上映が1970年10月24日ということで,途中,大阪万博(EXPO70)に立ち寄ったり新幹線に乗ったりと旅の映画なんだけど,後半ちょっと見てられない展開に.
大阪駅にいて3時間あるからと万博に行こうと行動するのも,あまり考えが深くないのに決断する井川比佐志だけど実行力はあるので,なんだか鏡を見ているよう...
山田洋次監督で,「男はつらいよ」に出演していた俳優がたくさん出てくる.たこ社長は台詞がある様な内容な.北海道で再会しそうな雰囲気だったけど.渥美清は2カ所.
福山駅や建造途中の日本鋼管福山製鉄所,社宅になる伊勢丘の団地が出てくるので地元民としては見ておかないと.
続きは・・・
大阪駅で人混みに負けながら,なんとか食事をとり,新幹線まで3時間あるので万博に行くも,アメリカ間は1時間半の待ち時間で諦め,その後新幹線に乗って東京へ.
東京に着いた頃に1歳の娘の早苗が具合が悪くなっており電車のチケットを買っていたが諦めて上野で宿を取り病院に連れていくが亡くなる.
井川比佐志は役所でゴネるが火葬は死後1日必要なので足止め.笠智衆は長男と一緒に上野動物園に行ったりしながら,過ごす.
移動を再開し,東北本線で青森,青函連絡船で北海道,函館に上陸. 娘を亡くし4月でも雪が残る中標津で,ボロボロの廃墟をあてがわれ絶望な感じだけど,歓迎会で笠智衆は楽しそうに,長男次男が小さかった頃,自分が炭鉱で働いていた事を思い出しながら炭坑節を歌う. 翌朝,長男が起こそうとするが笠智衆は眠ったまま亡くなっていた.
数日のうちに家族のうち二人を亡くし,笠智衆は土葬にし,中標津に墓標が立つ.家族はカトリックだったので葬儀も教会だし墓標も十字架.
2ヶ月後,酪農していた牛が子牛を産みその容姿を見ていた倍賞千恵子が喜ぶ.子牛が生まれたら家族のものになるという約束だった.そして倍賞千恵子のおなかにも新しい命が宿っていた.
移動中に娘を亡くしたら,元の実家に戻りたいけど引き払っているから戻るところもない.進むしかない.
東京に着いた頃に1歳の娘の早苗が具合が悪くなっており電車のチケットを買っていたが諦めて上野で宿を取り病院に連れていくが亡くなる.
井川比佐志は役所でゴネるが火葬は死後1日必要なので足止め.笠智衆は長男と一緒に上野動物園に行ったりしながら,過ごす.
移動を再開し,東北本線で青森,青函連絡船で北海道,函館に上陸. 娘を亡くし4月でも雪が残る中標津で,ボロボロの廃墟をあてがわれ絶望な感じだけど,歓迎会で笠智衆は楽しそうに,長男次男が小さかった頃,自分が炭鉱で働いていた事を思い出しながら炭坑節を歌う. 翌朝,長男が起こそうとするが笠智衆は眠ったまま亡くなっていた.
数日のうちに家族のうち二人を亡くし,笠智衆は土葬にし,中標津に墓標が立つ.家族はカトリックだったので葬儀も教会だし墓標も十字架.
2ヶ月後,酪農していた牛が子牛を産みその容姿を見ていた倍賞千恵子が喜ぶ.子牛が生まれたら家族のものになるという約束だった.そして倍賞千恵子のおなかにも新しい命が宿っていた.
移動中に娘を亡くしたら,元の実家に戻りたいけど引き払っているから戻るところもない.進むしかない.