VirtualBox2.0で仮想マシンを作成する(Windows 2008)
0.改訂履歴
- 2009.03.19 新規作成
1.はじめに
このドキュメントでは,サンマイクロシステムズが提供する無償の仮想環境構築ソフトのVirtual Box2.0を使って,仮想マシンを作成する手順を説明する. 今回は仮想環境としてWindows Server 2008 Webエディアションを用いる.
2.仮想マシンの定義
- Virtual Boxを起動する.

- 仮想マシンを作成する為に,新規ボタンを押す.

- 次へ.

- 仮想マシンを識別する為の好きな名前と,OSタイプを選択する.
- なお,OSタイプは,次の様なものを選ぶ事ができる.

- 次に,仮想マシンに割り当てるメモリを設定する.

- この設定は,後からでも変更可能となる.
3.仮想ディスクの作成
- 次に,ハードディスクを指定する.

- ここでは,新規のディスクイメージを作成する.
- ディスクイメージは,ホストOS(今回の場合MacOS)上には1ファイルとして作成されるが,ゲストOS(Windows 2008)からは1つのディスクドライブ(デフォルトではCドライブ)として利用することができる.

- Nextボタンを選択する.

- ハードディスクの定義タイプについて指定する.
- 可変サイズでは,使用する分だけディスクサイズが増えるので,省スペースではじめることができるが,固定サイズの方が書き込みパフォーマンスが高いメリットがある.
- 今回は固定サイズにしているが,テスト用,あるいはサイズが幾らが適切か分からない等のような用途の場合は,可変サイズを選択する.

- ハードディスクのサイズを指定する.

- 設定した内容と,保存されるディレクトリが表示されるので,確認する.
- 問題なければ,[Finish]ボタンを選択する.

- ディスクの作成が終わったら,次の様に表示される.

- 作成したディスクイメージを選択する.

- これまでの設定内容が表示される.
- 問題なければ[Finish]ボタンを選択する.

- 作成した仮想マシンを選択すると,画面右側にその定義内容が表示される.
4.Windows Server 2008のインストール
- 作成した仮想マシンを選択し,[起動]ボタンを選択する.

- 次の様な画面が表示される.

- これは左コマンドキーを押す事によって,キーボードおよびマウス操作がホストOS(MacOS)に戻ってくるというインフォメーションである.
- [OK]ボタンを選択する.

- [次へ]ボタンを選択する.

- 今回はダウンロードしたWindows2008のディスクイメージを用いてインストールを行ったので,イメージファイルを選択している.

-
[Finish]ボタンを選択すると,仮想マシンの起動が行われる.

- インストールが自動的に進む.



- プロダクトキーを入力せずに続ける.

- 次へ進む.

- エディションを選ぶ.今回は,フルインストールを選択している.


- 作成した仮想ディスクが認識されているので,それを選んで進む.

- これから後は,しばらくはインストールが自動的に進む.



- 新しいパスワードを入力して進める.

- パスワードの複雑さが足りなかった模様. 英文字+数字+記号で8桁以上くらいのパスワードを再度入力する.


- パスワードが設定された事が確認で来た.

- ログインが行われると,初期設定の画面が表示される.

- この後は,各種設定を行って行く.