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SQL Server 2008でバックアップを取る

SQL Server 2008でバックアップを取る


0.改訂履歴

  • 2012.08.13. 新規作成

1.はじめに

 このドキュメントでは,SQL Server 2008で,データベースのバックアップ手順を説明する.このバックアップでは,オフラインバックアップではなく,オンラインバックアップを行っている. データベースファイルのいわゆるダンプを取る方法を,masterデータベースをサンプルとしたシステムデータベースと,ユーザデータベースに分けて説明 している.ユーザデータベースでは,トランザクションバックアップについても説明している.


2.バックアップファイル保存領域を作成する

  • 今回は,Cドライブ上にバックアップデータを保存するフォルダを作成する.
  • 当然,空き領域があればどこでも良いが,I/O分散のためデータベースが動いていない場所が望ましい.



  • C:¥SQLdumpというフォルダを作成した.

3.システムデータベースのバックアップを作成 する

  • データベースにはシステムデータベースとユーザデータベースがあるが,まずはシステムデータベースのバックアップを取得する.

  • ツールとして,SQL Server Management Studioを使う.

  • 管理者権限のsaでログインする.(混合認証モードの場合)

  • データベースの中にあるシステムデータベースを選択.

  • まず最初にmasterデータベースのバックアップを行う.
  • 他のmodelやmsdbも,この資料では割愛するが,同じ手順で良い.

  • バックアップの種類が[完全]で有る事を確認する.
  • バックアップ先は,前の手順で作成したバックアップ保存領域を使う為,デフォルトで定義されているインストールディレクトリ直下を示す定義は 削除する.



  • データベースのバックアップは,bakという拡張子で保存する.


  • バックアップファイルが確認できたら,現在設定している定義のスクリプトを保存する.




  • [OK]ボタンを押すと,バックアップが行われる.

  • 正常完了.

  • バックアップデータがどうなっているか確認し,問題ない模様.

4.ユーザデータベースのバックアップを取得す る

  • 作成したデータベースのバックアップを取得する.
  • ここではtestdbというデータベースがターゲットとなる.



  • システムデータベースのバックアップと同じ

5.ユーザデータベースのトランザクションバッ クアップを取得する

  • データベースバックアップ以降に発生した更新は,トランザクションログに書き出されているが,最新のデータまで復旧させる為に,トランザク ションログのバックアップを行う.


  • 手順は一緒.


  • バックアップん種類として,トランザクションログを選択する.

  • バックアップ先のデータは,拡張子を.trnとする.



6.バックアップスクリプトを確認する

  • これまでの手順で作成したバックアップは,次の様なスクリプトとして表現される.
  • このスクリプトをもとに,定期的なバックアップと,頻繁なトランザクションダンプを取れば良い.


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