UJP - 技術情報1

Life is fun and easy!

不正IP報告数

Okan Sensor
 
メイン
ログイン
ブログ カテゴリ一覧

SQL Server2008に接続する為にWindowsファイアウォールの設定を行う

SQL Server2008に接続する為にWindowsファイアウォールの設定を行う


0.改訂履歴

  • 2009. 新規作成

1.はじめに

 このドキュメントでは,それぞれ別のマシンで稼働するSQL Server 2008のクライアントとサーバ間で通信が出来るまでの設定手順を説明する. 単に手順を示すだけではなく,アクセスログを1つづつ確認しながら進めてい る.


2.クライアントからSQL Serverに接続する

  • SQL Server 2008クライアントツールをインストールしたWindows XPから,SQL Serverが動作している別サーバに接続してみる.


  • SQL Server Management Studioを起動する.

  • サーバに接続する

  • 暫くこの画面のまま変化が無い.

  • エラーが出た.このエラーの詳細を知るには,左下のボタンを押す.

  • この際にまず有りがちなのは,Windowsファイアウォールで禁止されている事が考えられる.

3.Windows XPのWindowsファイアウォールでSQL Serverへ接続できる許可設定を行う

  • ファイアウォールは,通信元と通信先の両方で設定が行われなければならない.
  • 今回はWindows XPクライアント側で,SQL Serverへの接続許可を行う.




  • Windowsファイアウォールが動作していることを確認する.
  • Windows XPのWindowsファイアウォールで通信許可を行うには,[例外]として登録する必要がある.

  • アプリケーションを登録する厳格管理ではなく,今回はSQL Serverへの接続ポートのみ許可を行う.

  • SQL Serverが使う1433ポートを使ってTCP通信を登録する.
  • [名前]の所は内容が判れば何でも良い.

  • 名前で登録が確認できた.

4.Windows Web Server 2008のファイアウォールでドメインプロファイル,プライベートプロファイルをオフにする

  • クライアントの許可設定が完了したら,サーバ側でも受信の許可を行う.


  • [サーバマネージャ]を起動する.

  • Windowsファイアウォールが有効になっていることを確認する.

  • 詳細な設定を確認する為に,[Windowsファイアウォールの表示]を選択する.

  • Windows Web Server 2008なので,パブリックプロファイルが有効化されている.
  • ここでは紛らわしいので,ドメインとプライベートプロファイルをオフにする.
  • [Windowsファイアウォールのプロパティ]を選択する.

  • [ドメインプロファイル]をオフにする.

  • プライベートプロファイルをオフにする.

5.Windowsファイアウォールのログを取 得して通信エラーを解析する

  • パブリックプロファイルで動作しているWindowsファイアウォールが通信をブロックしていることを確認する.

  • アクティブなプロファイルだけが表示されている.
  • Windowsファイアウォールのプロパティを開く.

  • [ログ]のカスタマイズを選択する.

  • デフォルトではログの記録はしない設定となっている.

  • 今回は,デバッグなので成功も失敗も記録するように設定する.

6.Windows XPで動作するSQL Server 2008クライアントで接続エラー(SQL Server Error 53)を再現する



7.Windows Web Server 2008でWindowsファイアウォールのログを確認する

  • ノートパッドで,ファイアウォールのログファイルを開く.
  • 変更していなければ,次の場所にログファイルが保存されている.
    • C:¥windows¥system32¥LogFiles¥Firewall¥pfirewall.log


  • ファイルを開くと,次の様に記載されている.

  • Windows XPクライアント(ここでは192.168.20.251)からのSQL Serverが使う1433ポートへの接続が DROP(捨てられている)事が確認できる.

8.受信の規則を追加する

  • SQL Serverが通信で使用する1433ポートを新しくルールを追加する.

  • [有効]となっている規則を確認.

  • [受信の規則]を選択して右クリックする.




  • 使わないプロファイルには追加する必要が無い.

  • パブリックのみ追加する様選択する.

  • 判りやすい名前を付ける.

  • 許可設定蛾が完了した事が確認できる.

9.クライアントから接続してファイアウォール のログを確認する

  • クライアントのWindows XPから,接続してみる.



  • 接続できた.
  • サーバ側でファイアウォールのアクセスログを確認してみる.

  • ALLOWで通信許可した記録が残っている.


広告スペース
Google