
ニューズウィーク日本版の最新号,2007-11・21号に,googleの特集がありました.
なかなか面白い記事でしたが,Googleが普及したプロセスを考えると,それに入れ替わる新興企業が居たとしたら,あっというまに入れ替わるという可能性,いくらAppleが良いOSを出してもWindows利用者が入れ替わらない理由等と比較した場合の土台の弱さ,「ベンチャー」の代表として位置づけられているけど,現在では大企業病も発病中という感じが主な「危機」の理由でしょうか.
これらの話を事務所でしてみたのですが,みんなが一番意外に思った事実は,Googleは検索エンジンとしてどの国でもトップでは無い事. アメリカと日本ではトップな感じですが,韓国だとNAVERという検索エンジンが独走しているとか,西ヨーロッパやロシア等でも同じ様な状態があるそうです.
顧客満足度調査ではYahoo!の方が上だという調査結果もあるそうで,たしかに私自身,一時期検索されるものがAmazonや楽天ばかりでうんざりして離れた時期が在りました.
そうはいっても,労働者からすると十分魅力的な会社ですから,そこでの人材活用についても色々工夫しているようです. 人を大事にしない会社は,衰退しかないですからね.
結局,弱点を色々あげては見たものの,競合になる企業が現れたら現金を持っているので買ってしまうという手も取れるという部分も含めて,googleは全てにおいて優位な立ち位置にいる事は揺るぎないという事実ですね.後はこれをどれだけ発展させるか.そこが難しい.
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