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ブログ - 脳腫瘍

脳腫瘍

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人生 » 体・病気
ブロガー : 
ujpblog 2010/3/11 15:11
 少し前なので覚えているうちに書いておこう.

 CT検査の結果で,頭蓋骨の突起は脳の中にある腫瘍が原因と言われました.癌のステージ4とみられ,宣告されたのが余命3ヶ月.

 ステージ4は転移があるので,外科的手術は出来ないそうで放射線治療になると説明されました.放射線治療は,腫瘍ような悪性細胞を死滅させる効果を狙いますが,いくつかの方法が有ります. そこで調べたのがつぎの様な情報です.

●全脳照射

 一番手軽な全脳照射.これは頭にヘルメットをかぶって放射線を頭部全体に受けるタイプですが,痛みは無いそうですが健全な細胞病にもダメージを受ける副作用があります.ダメージにより気分が悪くなるのと,髪の毛が抜けてしまう事です.この治療の欠点は,このビジュアル的変化が患者の精神的にダメージが大きいそうです.
 この治療設備は,全国の病院にけっこう配置されているのと,治療費が安いという特徴が有ります.治療回数は3〜4回と言ってた気がします.

●ガンマーナイフ

 ナイフといっても切開するわけでもなく,ナイフの様に切れ味のある放射線治療ということで,局所的に放射線を当てます. 専用のヘルメットをかぶり,複数の放射線を照射しますが,照射角度を調整し,病巣ににクロスするように照射する事で死滅させるので,病巣以外の脳部分にダメージがありません.

 ただし,そのヘルメットを固定する為に頭蓋骨に数カ所穴を空けてボルトで固定します.ガンマーナイフは当時全国に100台しかありませんでした.それも全国に均等に配置されている訳でもないのですが,居住地域によっては遠いかもしれません.

●サイバーナイフ

 ガンマーナイフは頭をボルト固定していましたが,サイバーナイフでは軍事技術の応用でミサイル追尾と同じで治療中に頭が少々動いても補足場所を補正する機能を持っているそうです.
 治療の前準備としてもメッシュ状のマスクで顔をおおう位なので,苦痛はほぼ無いようです.

 この治療の問題は,最新技術なので,当時配置されている病院が日本で10カ所程度でした.患者の容態によっては長距離移動に耐えられない場合があります.


 ガンマーナイフ,サイバーナイフは 治療費は1回50万円〜70万円くらいでしたが,保険適用ができるようになったそうで,逆に乱用が問題になっているという社会問題もありました. 治療は1回程度らしいです.


 結局,調べたり方針を立てているより先に腫瘍の進行が速く,余命3ヶ月宣告でしたが入院して1ヶ月で亡くなりました.振り返るとあっという間です. 結局何も出来なかったのが感想.

 頭蓋骨付近に出来ていた腫瘍は脳幹に向かって進行して行くようで,まずは手足の運動機関が麻痺し,言語障害,意識障害,呼吸障害というような順路をたどるそうで,まさにその通りでした.70歳くらいだと若い部類に入り,予想より進行が早かった様です.


 脳腫瘍の治療の場合,外科的手術でも脳の治療は「削る」しかないようで,複雑度からすると意外と簡単だそうですが,削りすぎると失われる機能が多くなるし,残すと再発の可能性もあるので,そのさじ加減の難易度は高い様です.

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