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ブログ - 取引先への要請が独占禁止法に引っかかる?

取引先への要請が独占禁止法に引っかかる?

カテゴリ : 
セキュリティ » ニュース・徒然
ブロガー : 
ujpblog 2022/11/5 1:58
 このニュースを見て思い出したのが,15年くらい前のことだけれど,取引先から個人情報を扱っているのだからセキュリティ対策をしろと指令が来たことがあって.

取引先へのセキュリティ対策要請が独占禁止法に抵触する可能性、公取と経産省がガイドライン
https://scan.netsecurity.ne.jp/article/2022/11/04/48431.html

引用:
サイバー攻撃対策が不十分なサプライチェーンパートナーである中小企業などに対し、上流にある企業がサイバーセキュリティ対策の支援・要請を行うケースが増えている。一方、要請の方法や内容によっては、独占禁止法上の優越的地位の濫用として問題となることもあるため、指針を打ち出した形となる。

 当時,ベンチャーで社員数20人程度で,家電量販店で買ってきたPCに適当なアンチウイルスソフトがバラバラで入っていた程度〜からの,

・中央管理できるマルウェア対策ソフトとサーバの導入
・マルウェア対策ソフトの稼働要件に満たないPC(Windows 98端末とかあった!)をハイスペック新規購入.(当時発売されたばかりのWindows Vista・・・)
・PCにワイヤロックの導入
・エレベータホールから会社のエントランス前までのセキュリティゲート設置
・ICカード付き社員証の導入と入退室管理システムの導入
・個人情報を含むデータをセキュアにやり取りするためのサーバの導入
・個人情報を含むサーバにアクセスするための開発用新規MacBook Proの導入

 これらを全て「取引先の費用」で行いました.そして実に,ベンチャー会社としてはそれらの費用を取引先に請求するのですが,すると「売上」になって,さらに「資産は自分たちのもの」になりました.

 取引先のセキュリティ対応担当と仲良くなって駆け引きの元,総予算の中からわたしたちの会社に出せる最大の予算を引っ張ってそれが1000万円.PC周りの購入はヨドバシカメラで調達して,200万円の現金を持って会社用のポイントカードを作って当時でも10万円くらいの裏金?を作ったんですよね. ポイントカードで買い忘れたみんな用のマウスや何か便利小物を社内決済せずに調達して便利だったな.

 会社を辞めるときにあのポイントカードは部下に託してきたけれど,あれ,どうなったのかな.

 あ,あと大事なのはワイヤロック.番号を合わせるタイプにしたら,それの初期設定する際に事務担当が指の皮が剥ける!と悲鳴をあげていた.カギは磁石タイプがいいと学んだな.

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