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サイバー防衛シンポジウム熱海2022に参加

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セキュリティ » 文献・統計・参考資料
ブロガー : 
ujpblog 2022/9/22 16:11
 先月のことだけれど,去年に引き続き去年に引き続き参加.オンラインでの参加なので1日目の日中のみ.

サイバー防衛シンポジウム熱海2022
https://www.5th-battlefield.com/purport.html

 陸海空に宇宙,そしてサイバーは第5の戦場と言われていますが,主に防衛省のOBの話で最近のきな臭い出来事やウクライナ情勢に関するものばかりで,サイバーっぽい情報はほとんど無かった.

 ナンシー・ペロシ米下院議長が台湾訪問したときに,台湾を囲むように6箇所艦隊を配置して軍事作戦していたけれど,それによって民間の船も台湾を避けるようになったという話が興味深かった.いわばたった6箇所の区域を押さえるだけで経済制裁状態を作れるということ.
 中国は台湾侵攻の計画は完了しており,タイミングを図っているという見方.中国では習近平の選挙,バイデンも秋に中間選挙があるので何かしら急に動いてもおかしく無いそう.

 ウクライナ侵攻を見ているとハイブリッド戦が失敗すれば高烈度戦争になるとのこと.調べると高烈度とは全世界規模での国家・勢力が本格的に戦争する事のよう.

 最近のハイブリッド戦の傾向は,国民の認識を標的にしているそうです.偽情報を拡散することかな.賢い人が考えた高度なウソは見抜くのが難しいのだろうね.

 「戦場の霧」というナポレオン戦争時代のプロイセン王国のクラウゼヴィッツという軍人によって定義された言葉があって,「指揮官から見た不確定要素」のことらしい.つまりウソの情報を効果的に流せば「戦場の霧」として相手の弱体化を図ることができるということか.真実と虚偽の境界線を曖昧にする.これは普段の生活の中情報から得られるものについても同じだな.

 サイバー戦の話で言えば,やはり法整備.ウクライナではテレグラムでIT ARMYというものを組織して,30万人を集めてDDoS攻撃をしていたけれど,民間,他国の人がそういう「攻撃」に参加したらそれは戦争への参加,軍人と同等として扱うのか,という点.
 ウクライナ侵攻が始まった時に,ウクライナでは民間人が火炎瓶を作ったり支給された銃火器を持って戦うことを求めていたけれど,戦い始めた途端にそれは軍人として扱われるので軽はずみに火炎瓶作って投げたりできないなんて話もあったけど,日本だと?火炎瓶と聞くと大学闘争を思い出すから?!古い時代の熱い人たちの戯れって感じがする.(私だけかな)

 あとはデジタル迷彩というのも面白かった.赤外線を拡散する技術らしい.天下一品のロゴマークを車載AIで「止まれ」標識と間違うという話もあるけれど,戦車とか自動運転技術(つまりドローンだな)で攻撃してきたら,行先を誤魔化すというのが良いのだろうな.

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