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ブログ - ドライブ・マイ・カー

ドライブ・マイ・カー

カテゴリ : 
映画
ブロガー : 
ujpblog 2022/8/12 23:57
 2021年の日本映画.西島秀俊主演,三浦透子,霧島れいか,岡田将生共演.

 鑑賞する前の印象は,何らかの方法で出会った3人がドライブして何か起こる映画かと思ったら,全く違いました.岡田将生が「悪人」や「星の子」「CUBE 一度入ったら,最後」に出てくるような,いつものクズっぽい男で安心した...
 また,劇中劇として取り上げられるロシア戯曲「ワーニャ伯父さん」を,あらかじめわかっているとより面白いのかも.それにしても出演者が多国籍でセリフもそれぞれの母国語なので,演劇として成り立っているのか疑問が残る.
 179分の長い映画だけれど,最後はなんか説明がなく終わってしまった感がある.こんなに時間をかけたのに最後は想像しろってことか.

あらすじ.
 西島秀俊は舞台俳優で演出家.ロシアの演劇祭に呼ばれるくらい成功していて,妻の霧島れいかも脚本家.普段から西島秀俊は,車の中で霧島れいかの吹き込んだカセットテープに合わせてセリフを覚えるルーティーンをしている.
 西島秀俊が出張でロシアに行こうとするが天候で飛行機が飛ばないので家に戻るが,そこで妻が浮気をしている.男は後ろ姿だけであるが見覚えのある感じ.二人に気付かれないように自宅を後にする.
 後日,妻から,帰ってきたら話したいことがあると言われ,夜遅くに帰宅すると妻が倒れていて脳梗塞で亡くなってしまった.
 2年後.舞台演出でオーディションと演出をすることになり広島に行くと,主催者から契約期間中のドライバーとして三浦透子を紹介される.以前,出演者が交通事故をして問題になったのでそのためにドライバーを用意しているとのこと.
 最初は拒んでいたが,三浦透子の運転が丁寧なので受け売れ,以前と同じようにカセットテープに合わせてセリフの練習をする.

 オーディションも終わり,みんなが西島秀俊が演じると思っていたワーニャ伯父さんは岡田将生が演じることになるが,西島秀俊のやり方として全員のセリフを頭に入れるだけの棒読みの読み合わせを続けさせられる.
 岡田将生は自分の採用について,またファンであった霧島れいかについて西島秀俊と会話していると,たびたび岡田将生の過去のスキャンダルを知っている一般人がスマホで写真を撮るので追いかけていく.
 すぐに戻ってきて三浦透子の運転する車で岡田将生が止まるホテルまで3人でドライブするも,岡田将生の発言でが妻とただならぬ関係であった事が明らかにされるが,西島秀俊は度々あったことで気にしないと発言している.
 舞台稽古をしていると警察官が入ってきて,岡田将生が傷害致死で逮捕される.公演中止にするか西島秀俊がワーニャ役をやるか二択になり,どちらか決めねばならず三浦透子の出身地である北海道までドライブすることにする.
 三浦透子は5年前まで北海道に母親と一緒に住んでいたが,裏山の土砂崩れで母親を亡くしている.夜の街に勤めていた母親を送り迎えするために中学生の頃から運転し,仕事で疲れて車で眠る母親を起こさない為に丁寧な運転技術を身につけていた.何年かぶりに帰った北海道の実家も倒壊したまま.実は土砂崩れは2回あって,1回目の時は自分が助かったが,2回目が起こる前に母親が中にいたのに何もせず,見殺しにしてしまったと後悔がある.そこが嫌な予感があり夜帰るのを遅くして倒れていた妻の発見が遅れた西島秀俊の後悔と一致.

 数日後,開演した舞台には西島秀俊がワーニャ役で舞台に立っていた.そして,ラスト,三浦透子は西島秀俊の愛するクルマとともに明るい表情で韓国にいた.

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 タイトルの「ドライブ・マイ・カー」は語られてないけれどビートルズの楽曲から選ばれたとされていて,楽曲内でも女性の運転手が出てくるようです.西島秀俊が自分の車の運転を三浦透子に許すという行為自体が,心を開いていると言う事につながるのだとか.

 濱口竜介監督の作品は寝ても覚めてものを見た事があるけれど,これも途中で旅に出ていたなぁ.西島秀俊が広島をドライブすると言うのでいうと流星ワゴンを思い出したけど全く違いますね.

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