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レジリエンスの諸相 第3回 遺伝子から見た類人猿と人の心のレジリエンス

カテゴリ : 
スキルチャージ » 放送大学
ブロガー : 
ujpblog 2022/5/28 11:52
 サイバーレジリエンスという言葉も最近耳にすることが多い気がする.そしてミトコンドリアDNAは,「山梨キャンプ場女児失踪事件」でも注目されたものなのでタイムリー.講義自体は2018年のものだけどね.
ドラマ高校教師の中で,真田広之に向かって大学教授の小坂一也が「生物学の進化の過程の中で愛などは意味を持たない.概念に過ぎない.」と言っていたのを思い出す.その概念が人間の行動,生存に大事なんだなぁ.
	• 遺伝子 動植物が持っているが,並びだけが違う.
	• フンには腸内細胞の一部がついているのでのDNAがわかる.
		○ 食べているもの
		○ 家族
	• ミトコンドリアDNAやマイクロサテライトDNAは機能を持たない
		○ →変異や繁殖には影響しない.
	• 遺伝子からのアプローチ
		○ 性格
			§ レジリエンスに影響.環境,遺伝
			§ セロトニントランスポーター遺伝子
				□ 遺伝子が短い
				□ 不安を感じやすい遺伝子
				□ セレトニンの数が変わってくる
			§ ドーパミン受容体
				□ 遺伝子が長いタイプ
				□ 好奇心を持ちやすい
			§ 類人猿は今を考え,ヒトは先のことを考える.
			§ アンドロゲン受容体
				□ アンドロゲンが長いと攻撃性が低い.
				□ ヒトは他の霊長類より攻撃性が少ない.
				□ ただし類人猿は社会システムを構築しているので少ないかも.
			§ オキシトシン
				□ 愛情ホルモン
		○ 集団構造
			§ DNAで受け継がれる
				□ 母親からはミトコンドリアDNA
				□ 父親から息子にはY染色体
					® Y染色体上にマイクロサテライトDNAがある
				□ DNAでたどることができる
			§ 類人猿
				□ オスが移動してメスが群れに残る 日本猿
				□ メスが移動してオスが残る チンパンジー
				□ オラウータンは単独
				□ ペア型 テナガザル
		○ 血縁
			§ 遺伝マーカー
			§ チンパンジーのボスは群れの50%の父親.
				□ No.2以下のオスにも繁殖のチャンスはある
			§ テナガザルの10%はペア外のオス
			§ 見かけの社会構造と遺伝構造が一致してない場合がある
		○ まとめ
			§ 性格
				□ 関連する遺伝子を種間や個体間で比較することで
					® ヒトのレジリエンス機能の個体差や進化的背景を探る
			§ 集団構造,血縁
				□ 集団間の移動,血縁集団と社会集団,繁殖成功などを解明して
					® ヒト社会のレジリエンス機能の基盤を探る
	• ヒトの遺伝的多様性
		○ 個人差から見るとどちらの多様性が大きいか
			§ ミトコンドリア遺伝子から見ると
				□ 人口の多い人間
					® 個体差は少ない
					® 世界中に住んでいる
				□ ゴリラやチンパンジー
					® 個体は少ないが個体差が大きい
					® 熱帯に住んでいる
		○ 分布の広さや個体差から見てこの差は説明できるか
			§ 地域
				□ 肌の色,頭蓋骨の形態など
				□ 現代人は差が少ない
		○ ヒトが示す遺伝的多様性の特徴の原因は何か
			§ 地域集団
				□ ヒトは類人猿より遺伝子多様性が低い
				□ 遺伝子的に見るとヒトの地域差は
					® 身体的特徴や文化の違いとは対照的に小さい
				□ →ヒトは高い適用力.環境を変える力がある.
					® 衣服を作る,家を作るなど.
					® 非遺伝的な伝達手段(言語)で伝えている.
		○ 肌の色
			§ 肌の色などは変えていかなければ生存ができなかったであろう.
			§ 肌の色の地域差
				□ 4つくらいの遺伝子
		○ 病気
		○ 味覚 苦味
		○ 乳糖不耐性
			§ 食生活の変化
				□ 乳を分解する
				□ 糖分を消化する
		○ 遺伝子を変えて行った
		○ 性格は,ヒトの方が多様性が多い場合もある

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