ブログ - クリムゾン・リバー
2000年のフランンス映画.ジャン・レノ主演,ヴァンサン・カッセル共演.
アルプス麓にあるゲルノンという架空の町が部隊.腕が切り取られて目がくり抜かれ拷問を受けた死体が雪山で見つかる猟奇的殺人事件が発生.パリから破天荒ベテラン警視のジャン・レノが派遣される.
同じ町で同じ頃,墓と小学校のアーカイブが荒らされる事件があり,若手で最近パリから転勤してきたヴァンサン・カッセル警部が捜査にあたる.
ジャン・レノが1つ目の殺人事件を捜査中に2つ目の同様の殺人事件を発見.色々な人の話から大学やそれを構成する町に問題があると気づく感の良さとともに,ヴァンサン・カッセルも墓荒らしと小学校の泥棒,18年前の交通事故や遺族への聴取などが進むのだけれど,視点がその2人のシーンでスイッチしながら進行していくので頭の中での整理が大変かな.
なので2回観れば良いって感じ.
それにしても三人殺害されるのですがその猟奇的シーンがリアルに映像化されているのでとても見てられないなぁ.苦手なので.ストーリー的には「手首と目がない=個人を識別するもの」への執着なので重要だけれど,そういう細かい部分まで106分の映画では描かれてない感じ.
そしてラスト数分で急にそれまで登場してない人が出てくるどんでん返し.
あらすじ,ネタバレとして整理すると・・・大学ではナチによる選民主義のためにエリートを集め近親相姦にて血統を重んじていた.
大学ではビル・ゲイツのような優秀な人間を生み出そうとしていた.
長年の近親相姦によって大学では目の病気が蔓延.
対策として大学の子供と村の子供を取り替えることで逆に村に目の病気の人が増えていた.
また優秀ではな人は間引きされていた.
18年前,危機感を持ったおばちゃんが交通事故に見せかけ娘を死んだことにして入れ替え,娘たちに復讐させる事を企てる.
おばちゃんは娘の事故で気が触れたことになってシスターとして暗い部屋に15年も幽閉しているが黒眼が失われた状態.
娘たちは大学の中でも優秀な研究員だった男2人を惨殺.
ジャン・レノがいい感じだったので2回目以降はヒントを残しながらの殺人を実行.
埋葬していた墓には遺体は無く娘の昔の写真のみ.
小学校からは娘の写真と資料だけが盗まれていた.
娘は双子で,1人は存在を隠して生きていた.
シスターの眼が異常なのは雄平じゃなくて遺伝的な目の病気が原因だと推察できる.
タイトルの「クリムゾン・リバー」は直訳すると「深紅の川」で,血統と時の流れの罪についての物語という意味かな.
間違った思想の大学を粛清しようと立ち上がったおばちゃんとその双子の娘による事件だけれど,双子だというのはラスト数分でわかる.そもそも双子である必要性の説明がなかったけれど,最後に描かれていた双子は1つは暴力的で1人や優しさを持っていたので,暴力的な方(偽装事故死の為に指がない方)が18年前に間引きされそうになった方だというのがわかる.
よくみると双子,鼻の上にホクロがある人とほっぺにある方で特徴づけされているけれど,同時登場時以外で入れ替わりで出現していたのかどうかが未検証.映画もフィルムだしコマ送りしないと出演シーンで見分けられないなぁ.基本的には暴力的な方がずっと出ていて,優しい方が拳銃でジャン・レノを撃たなかった方なのだろうけど.(撃たなかったシーンは顔が出てないのでわからん)
それとまぁジャン・レノとヴァンサン・カッセルが演じた警察はどちらもコンプラ違反の酷い刑事だな.結果を出せば許されるのかなぁ.なんて思いました.
追記
映画ではシスターが双子の母のように描かれていたけれど,省略されていた部分で大変重要な物語が原作にあったようです.
教師の母は出産のために入院.
帝王切開で出産.母は麻酔なので双子と知らない.
病院では,子供のすり替えが行われていたが1人だけすり替え.
母親は双子だったが1人亡くなったと伝えられ,1人だけを連れて退院.遠くの村に.
すり替えられた知らない子供は殺された.
双子のもう1人はすり替えられてその町で育った.
母親が勤めていた学校が閉鎖されたので出産した町の小学校に赴任.
小学校には自分の娘と同じ顔をしたもう1人が存在した.
娘と同じ顔をした子供を死んだことにする必要があった
ということらしいです. 猟奇的なシーンやヴァンサン・カッセルが町のワルと格闘しているシーンなどをのぞいたら,その辺りのエピソードも描けたんじゃないかな.でもまぁ,その場で読み返しのできない映画だと複雑になりすぎか.
一般的には原作は秀作,映画は駄作らしい.
アルプス麓にあるゲルノンという架空の町が部隊.腕が切り取られて目がくり抜かれ拷問を受けた死体が雪山で見つかる猟奇的殺人事件が発生.パリから破天荒ベテラン警視のジャン・レノが派遣される.
同じ町で同じ頃,墓と小学校のアーカイブが荒らされる事件があり,若手で最近パリから転勤してきたヴァンサン・カッセル警部が捜査にあたる.
ジャン・レノが1つ目の殺人事件を捜査中に2つ目の同様の殺人事件を発見.色々な人の話から大学やそれを構成する町に問題があると気づく感の良さとともに,ヴァンサン・カッセルも墓荒らしと小学校の泥棒,18年前の交通事故や遺族への聴取などが進むのだけれど,視点がその2人のシーンでスイッチしながら進行していくので頭の中での整理が大変かな.
なので2回観れば良いって感じ.
それにしても三人殺害されるのですがその猟奇的シーンがリアルに映像化されているのでとても見てられないなぁ.苦手なので.ストーリー的には「手首と目がない=個人を識別するもの」への執着なので重要だけれど,そういう細かい部分まで106分の映画では描かれてない感じ.
そしてラスト数分で急にそれまで登場してない人が出てくるどんでん返し.
あらすじ,ネタバレとして整理すると・・・
間違った思想の大学を粛清しようと立ち上がったおばちゃんとその双子の娘による事件だけれど,双子だというのはラスト数分でわかる.そもそも双子である必要性の説明がなかったけれど,最後に描かれていた双子は1つは暴力的で1人や優しさを持っていたので,暴力的な方(偽装事故死の為に指がない方)が18年前に間引きされそうになった方だというのがわかる.
よくみると双子,鼻の上にホクロがある人とほっぺにある方で特徴づけされているけれど,同時登場時以外で入れ替わりで出現していたのかどうかが未検証.映画もフィルムだしコマ送りしないと出演シーンで見分けられないなぁ.基本的には暴力的な方がずっと出ていて,優しい方が拳銃でジャン・レノを撃たなかった方なのだろうけど.(撃たなかったシーンは顔が出てないのでわからん)
それとまぁジャン・レノとヴァンサン・カッセルが演じた警察はどちらもコンプラ違反の酷い刑事だな.結果を出せば許されるのかなぁ.なんて思いました.
追記
映画ではシスターが双子の母のように描かれていたけれど,省略されていた部分で大変重要な物語が原作にあったようです.
ということらしいです. 猟奇的なシーンやヴァンサン・カッセルが町のワルと格闘しているシーンなどをのぞいたら,その辺りのエピソードも描けたんじゃないかな.でもまぁ,その場で読み返しのできない映画だと複雑になりすぎか.
一般的には原作は秀作,映画は駄作らしい.