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日本でいちばん大切にしたい会社

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趣味 » 書評
ブロガー : 
ujpblog 2008/9/28 12:09
 某社社長に勧められて,いただいた本.

 会社は誰の為にあるのか? という議論で,よく「会社は株主のため」なんて言われたりしていて,違和感を覚えてました.
 たしかに商法上等ではそうなのでしょうが,この本が明確に定義している経営の目的は次の5つの順番.

1 社員とその家族を幸せにする
2 外注先・下請企業の社員を幸せにする
3 顧客を幸せにする
4 地域社会を幸せに、活性化させる
5 株主を幸せにする

 株主は一番下にあります.

 社会を取り巻く環境では,ワーキングプアー,名ばかり管理職とか下請法で保護されるような過剰なコストダウン要求,内容期限偽装・事故米,メラミン等の問題食品,内部告発等が話題になっていますが,この5つの目的を達成していればあり得ない問題ばかりです.

 この本で取り上げられているのは,これらを達成している会社.50年も前から毎年障害者を採用している中小企業,50年も連続で増収増益を達成している会社等が取り上げられているのですが,そこに派手なサクセスストーリーは無くて,地味に努力を重ねている姿がこの本で伝えられています.

 以前,嫁さんから「あんた,それはOne Teamじゃないね」と言われた事があります.その言葉を借りるとこの本で紹介されている会社は「One Team」です. 意思の方向を1つにまとめるられている会社,あるいは組織で一丸となって突き進んでいれば,プロジェクトも経営も成功したも同然. 

 ここで取り上げられている会社の従業員は「たすけあい」とか人間愛をベースに動いているんだなという事が良くわかりますが,大事なのはそう言う理想的な会社でも経営がちゃんと成り立っているという事です.
 これは以前読んだ本「千年働いてきました」の中であった,「必要な会社は周りから支えら得る」という所につきるのだろうなと.

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