ブログ - iPhotoを共有してみたものの・・・その2
iPhotoをファイルサーバにおいてマウントすると,動作が遅い. 使えない訳じゃないけど,ローカルにおいてあるとスクロールがスムースなのが,カクカクして違和感が有ります.
これがネットワークが遅いからか?とおもって,簡単に計測し,チューニングしてみました.
環境は次の通り.
MacBook Pro ---(無線LAN)---> AirMac Extreme---(有線LAN)--->mac mini
AirMax Extremeは第4モデルで,形は現行型ですが初代なので実装している規格は802.11n対応ですが,無線LANのリンクスピードは130Mbps,スイッチングハブ部分は100Mbpsです.最新版だと,それぞれ270Mbpsの1Gbpsのようですが.
計測は,暗号化しないのでオーバヘッドがでず,古い規格なので実装に無駄も無さそうで,さらに転送速度が表示されるFTPにしました. 転送時には,変換のかからないバイナリモードにしてあります.
ということで,チューニングしてみます.
これがネットワークが遅いからか?とおもって,簡単に計測し,チューニングしてみました.
環境は次の通り.
MacBook Pro ---(無線LAN)---> AirMac Extreme---(有線LAN)--->mac mini
AirMax Extremeは第4モデルで,形は現行型ですが初代なので実装している規格は802.11n対応ですが,無線LANのリンクスピードは130Mbps,スイッチングハブ部分は100Mbpsです.最新版だと,それぞれ270Mbpsの1Gbpsのようですが.
計測は,暗号化しないのでオーバヘッドがでず,古い規格なので実装に無駄も無さそうで,さらに転送速度が表示されるFTPにしました. 転送時には,変換のかからないバイナリモードにしてあります.
約1GB程度のファイルをFTPした結果,平均5.52MB/sという転送速度でした. バイト単位なので,8倍してビットに換えると,44.16Mbpsです. これは遅い...
ftp> bin
200 Type set to I.
ftp> put yaku1gifafile.dat
local: yaku1gifafile.dat remote: yaku1gifafile.dat
229 Entering Extended Passive Mode (|||50204|)
150 Opening BINARY mode data connection for 'yaku1gifafile.dat'.
100% |*************************************| 1026 MB 5.52 MB/s 00:00 ETA
226 Transfer complete.
1076420608 bytes sent in 03:05 (5.25 MB/s)
ftp>
ということで,チューニングしてみます.
●チューニングその1
1つ考えられるのは,無線LANのオーバヘッドです.WPA2を使って暗号化しているので速度が半分かもしれません.
という事で,直結してみました.
MacBook Pro ---(有線LAN)---> AirMac Extreme---(有線LAN)--->mac mini
●チューニングその2
オーバヘッドといえば,IPv6機能が有効になっていると,遅くなるという情報があったので,サーバ側のIPv6をOFFにしてみました.
手順は,MacOS X 10.4の場合は,[システム環境設定]→[ネットワーク]→[表示]→[TCP/IP]にある,[IPv6を設定]ボタンを押して,[IPv6を設定]を[切]にします. 再起動等は不要です.
再度計測してみました.
●チューニングその3
クライアント側のIPv6設定もOFFにして計測してみましたが,何度か計測しましたが,あまり変化は無く,
●チューニングその4
ブロードバンド時代に突入した頃,Windows 2000あたりではMTU(Maximum Transmission Unit)の変更が速度改善に効果がありました.
MacOS X 10.4ではどうなっているのか?確認した所,Ethernet設定の中で[最大パケットサイズ]として設定する項目があり,標準で1500となっていたので変更する必要がありません. ちなみに,初代Mac miniでは9000〜16000を用いるジャンボフレームに対応していませんでした.
●結論
ということで,標準で出来るチューニングはここまでですが,じゃぁ倍近くスピードが出る様になった上で,iPhotoの体感速度が速くなったのか否か?ですが,やはり少し引っかかります.
ただ,それ以上に無線LANを使えないというのは致命的かなぁ.
1つ考えられるのは,無線LANのオーバヘッドです.WPA2を使って暗号化しているので速度が半分かもしれません.
という事で,直結してみました.
MacBook Pro ---(有線LAN)---> AirMac Extreme---(有線LAN)--->mac mini
想定通り暗号化のオーバヘッドが無い分,10.64MB/s,つまり85.12bpsの速度が出ました.これはチューニングとは言いませんね・・・
226 Transfer complete.
1076420608 bytes sent in 01:36 (10.64 MB/s)
ftp>
●チューニングその2
オーバヘッドといえば,IPv6機能が有効になっていると,遅くなるという情報があったので,サーバ側のIPv6をOFFにしてみました.
手順は,MacOS X 10.4の場合は,[システム環境設定]→[ネットワーク]→[表示]→[TCP/IP]にある,[IPv6を設定]ボタンを押して,[IPv6を設定]を[切]にします. 再起動等は不要です.
再度計測してみました.
226 Transfer complete.0.3MB/sですが2.4Mbps分,つまり3%程度向上しました.
1076420608 bytes sent in 01:34 (10.91 MB/s)
ftp>
●チューニングその3
クライアント側のIPv6設定もOFFにして計測してみましたが,何度か計測しましたが,あまり変化は無く,
●チューニングその4
ブロードバンド時代に突入した頃,Windows 2000あたりではMTU(Maximum Transmission Unit)の変更が速度改善に効果がありました.
MacOS X 10.4ではどうなっているのか?確認した所,Ethernet設定の中で[最大パケットサイズ]として設定する項目があり,標準で1500となっていたので変更する必要がありません. ちなみに,初代Mac miniでは9000〜16000を用いるジャンボフレームに対応していませんでした.
●結論
ということで,標準で出来るチューニングはここまでですが,じゃぁ倍近くスピードが出る様になった上で,iPhotoの体感速度が速くなったのか否か?ですが,やはり少し引っかかります.
ただ,それ以上に無線LANを使えないというのは致命的かなぁ.