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ブログ - 機密文書の管理

機密文書の管理

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セキュリティ » ニュース・徒然
ブロガー : 
ujpblog 2020/3/18 10:52
 まだインターネットが一般に普及していなかった30年ほど前.文書は紙でした.
 とある外資系のシステムの改修に関わった際,設計書のフッター部分に「会社名 INTERNAL ONLY」と必ず記載が必要で,それは改修・提出資料についてもそれを踏襲する必要がありました.
 その当時でも,その外資系コンピュータ会社では,機密文書には何段階かレベルが設定されてあって,INTERNAL ONLYは一番ゆるい方でしたけど,一太郎のような「IBM-DOS文書プログラム」というワープロのテンプレートでフッタに入っているので意識せずに文書を作成していました.(宴会のお知らせとかも)

 当時は,印刷して納品.(配布)

 いまは,Microsoft Office(Word,Excel,PowerPoint)やAcrobatのPDFで文書が流通することが多いけれど,企業別に機密文書レベルを設定し自動的にフッタに設定されている運用は今もあるようで,機密文書的なロゴや文言の入った電子文書が,インターネット上でも見つかることも多い模様.

 地方公共団体の場合が多いようだけれど,公式発表資料なのにフッタに「機密」を示すキーワードが誤って混入している場合が散見され,中には外に出てはいけない文書も混ざっているようで,仕事や趣味?でこれをパトロールしているということもあるそうです.

 「機密」的なテキストデータを入れることで逆に検索性が増して漏洩が発覚する可能性もあるので,最近はロゴを入れるところもあるようです.

 昨今のIT事情からどうなのかな?と批判を浴びたこともあるけれど,そういう背景を考えると,どこかの団体のプレスリリースが,ワープロで作成した文書を広報部長的な人が捺印してPDF化したものをCMSで報道発表に載せているという運用も,効率的では無いけれどセキュアであると言えますね.

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