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ブログ - 満中陰 十三仏 四十九日

満中陰 十三仏 四十九日

カテゴリ : 
人生
ブロガー : 
ujpblog 2018/9/15 22:57
 四十九日法要があった.実際には48日だけれど,遅延開始終了しないのが仏教の法事のルール.仏教以外でもそうなのかもしれないけれど.

 坊さんから四十九日,満中陰について紙芝居的なアイテムを使って説明してくれたので,調べ物を追加して記録しておこうと思う.

 人が死ぬと此岸(しがん)現生から彼岸(あの世)に行くのだけれど,その間にあるのが三途の川.三途の川の通行料,渡し賃が六文銭なので死装束の時に持たせたりしますが,意外とさらっと渡れないそうです.

 三途の川の「三途(さんず)」とは三悪趣(さんあくしゅ)のことで,仏教において罪を犯した人が行く地獄道・餓鬼道・畜生道の下層世界のことだそうです.

 三途の川を渡ろうとすると,川の手前に奪衣婆(だつえば)という担当者がいて亡者の衣服を剥ぎ取り,懸衣翁(けんえおう)に渡す.懸衣翁が服を衣領樹という木にかけると,生きていた時の罪の重さで服が揺れるそう.その揺れっぷりで川の渡り方が決まって,罪がない人は橋とか船とかで難なく渡るそうだけれど,人間何かしら罪があるので,そのレベルによって浅瀬を示されたり深くて急流な場所を示されたりするそうです.

 現生からあの世に行く間の中間領域を「中陰(ちゅういん)」といい,葬式の後,7日ごとに法要が行われるのですが,十三仏とされる菩薩や如来が毎週教育してくれて,7回目の49日目に行き先が極楽か地獄かの判決がでて,この中陰が完了するので満中陰(まんちゅういん)というそうです.
 満中陰は,西日本で使われている言葉なのだそうですが.

 教育係として出てくる十三仏は初七日の不動明王から釈迦如来,文殊菩薩,普賢菩薩,地蔵菩薩,弥勒菩薩と続き,七七日(しちしちにち:7日×7回目)に登場するのが薬師如来なのだそうです.薬師如来は現世での苦しみを取り除き安泰を司る仏. 病気で亡くなった妹にはありがたい存在だな.
 四十九日が終わって50日目から「あの世」に行くわけだけれど,納骨して終了.とりあえず十三仏全部クリアするのは三十三回忌までかかるそうです.あの世にいってポケモンGOのイベントはクリアしなくて良くなったけれど,これからずっとあの世でレベルクリアは続くみたいだな.がんばって.

 初七日の不動明王は,現生に未練,迷い(煩悩)があるので,それを断ち切るために大きな刀を持っている.十三仏それぞれが描かれている際の持ち物は,全て意味があって,こういうのは結局,現生にいる人間の生き様に対しての忠告のようなものが込められているわけなんだな.

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