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ブログ - 40代の本を買ってみてマス・ターゲティングを思う

40代の本を買ってみてマス・ターゲティングを思う

カテゴリ : 
ビジネス
ブロガー : 
ujpblog 2011/12/7 2:24
 昼休みにメシ食べた後「何か本を買う」と思い立って見つけた本を,ほぼタイトルだけで衝動買い.



 この手の本が今,評判なのか人気なのかどうなのか知らないけれど,

・同時期
・同じようなタイトルの本が
・同じようなデザインで

 売られているってことは,どちらかが流行っている?!「本のタイトルは出版社がつける」とも聞くしブームへの便乗かな?とおもい,いっその事二つとも買ってみた.

 まだ読んでないけれど,この本の狙いはただ1つ.残念ながら中身じゃない.答えは,

マス・ターゲティング

 なのです.マス・ターゲティング(mass targeting)とは「大きな規模の市場を狙う」わけです.今年〜来年度に40歳になる人たちは第二次ベビーブームの周辺になります.
 簡単に調査してみましたが,国立社会保障・人口問題研究所の人口統計資料集をみると,次のような感じでした.

・この本の中心のターゲットになる35~39歳は,全人口の6.8%を占める.
・少し遅れてこの本に出会った人が40〜44歳が6.3%
・近い将来対象者(40歳)になる30〜34歳は7.6% ←これがピーク

     ※数値は,「人口統計資料集(2011)年齢(5歳階級)別総人口および日本人人口」より引用.

つまり,

・今回の定義のアラフォーの合計は21%弱.全人口の5人に1人.
・全人口1.27億とした場合2500万人が対象者.
・そのうち0.1%が購入しても25万部.
・0.01%でも2.5万部.

 市場規模としては,とても良い.さらに踏み込むと,

・本の価格が1500円程度なので,2.5万部でも約4千万円弱の売上げ.
・2.5万部で印税を低めの5%だと仮定して著者には200万円.

 もっと踏み込んで,

・人口自然減なのでターゲットは増えない.
・そもそも,若い人は本を読まないと言われている.
・電子書籍へと向かうので低価格化?
・第1次ベビーブームの55~59歳 8%は,趣味に向かうころなのでビジネス書は向かないかも.

 ビジネス書に限って言えば「今書かねば,いつ書くんだ?!」的な,つまり売り時.

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 というか,30歳の頃,古本屋で「25歳までに読む本」みたいなタイトルのものを多く見かけたんですよね.アホだったから単純に「もう遅いのか!」って強く思った覚えが...

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