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ブログ - A3 トヨタ方式

A3 トヨタ方式

カテゴリ : 
ビジネス
ブロガー : 
ujpblog 2011/11/8 1:22
 先輩が,「すごい先輩がくる」という.絶対こい,遅れててでもこい,必ずこいと言うので,どうにかして行った.
 実際,なんか,凄い人だった.

 で,まぁその凄いおじさんは,もう還暦過ぎた人なんだけど,バブルの時に40代だったはずなので,もうそりゃぁ全てにおいてパワフル. それはもうある意味歴史上の人と関わりがある的な武勇伝を面白く聞かせてもらっていたのだけど,ふとある1フレーズが気になった.

 「時間がないから,いつものA3で書いてだしたものだ」と.

 一瞬にしてフラッシュバック. 昔,自分が20代後半の頃,工場のシステムのリプレイスで,ゼロから提案を作らなければ成らなかった.その時に,体で教えられたのがA3プレゼン.
 私が提案書を作っていたものは,インフラと開発まで含めて2500万円くらいだったはずで,けっこう大きな仕事だと思っていたので,上の人も心して慎重に聞いてくれると思っていたのだけど,それがそもそも大きな勘違い. 会社は2兆円くらいの売上があって,その1つの工場は年間何千億円も動かすし,1時間止まったら何億円という,そういう世界.情報システム予算も年間200億以上あったし,だから2500万なんてとても小さい金額.
 ただし,その小さ金額でも工場長の決済を取らないと発注できない.発注できないとリプレイスが進まないから,システムが停止する=工場が止まる=時間あたり数億円の損害.

 工場長は忙しいしシステムなんて分からないから,そんな人にプレゼンするのがA3プレゼンでした.簡単に言うと

・起承転結が1枚で書いてある.
・1枚なので俯瞰してみる事ができる.
・複数ページの様にめくったり戻ったりの思考停止が無い.

 そのような資料の作成が求められたのでした.これが難しくて.「システムなんて分からない忙しい人」が5分で判断するだけの材料を入れなければイケナイので,細かい数値の羅列でも無いし,もうそれはズバッとキャチーなキーワードで責め立てるわけです.4か5コマ漫画.

 これは製造業,それも企業ローカルなのかとおもったら,流通業でもやってたようだし,調べると元々はトヨタ方式の1つらしい. 良いものは真似して・・・じゃなくて「とりいれて」進化させて派生していったんだろうなぁ.あの時代.高度成長期.

 いまは,ツールもあるから,ついついパラパラ漫画のような冗長,大量ページ資料を作りがち.反省しなければいけないね.

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