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ブログ - ルソン島

ルソン島

カテゴリ : 
時事
ブロガー : 
ujpblog 2010/8/10 1:00
 先々週,朝起きてテレビ付けたらやっていたのがこのドキュメンタリー.

証言記録 兵士たちの戦争
「ルソン島 悲劇のゲリラ討伐作戦 ~秋田県・歩兵第17連隊~」   
http://www.nhk.or.jp/shogen/schedule/heishi_yotei.html

 フィリピンで一番大きな面積を持つルソン島.この番組で描かれている悲劇は,「ゲリラ討伐作戦」という部分です.米軍と戦っているはずなのに鉄砲を撃ってくるのは原住民のフィリピン人.軍服等の制服を着てないので敵か見方か判らない.親日の村を後にしたら後ろから撃たれる・・・という事を繰り返して行くうちに,ゲリラを判別できないので「皆殺し」の命が下る. 色々な方法で殺す.鉄砲で撃つと音がするので後の人が怖がるので刺す.刺し殺す時もできるだけ簡単に殺せる方法を編み出して行く・・・
 原爆などの爆弾を落とした人は,まぁボタンをポチッと押しただけだから「手応え」も「返り血」も無いから悪い事したというような実感はわかないだろうと思うけど,命令とはいえ自らの手で殺害していった人は,今でも口を塞いでいる人が多い様です.

 この番組で印象的だったのは,笑いじわが染み付いている顔のおじいさんが,「ルソン島の話は墓まで持って行く」と閉ざしている事や,ゲリラ戦で相手をいくら倒しても米兵は全く出てこないという虚無感でしょうか.

 そのうち食料の無い高地に追いつめられ,飢餓や怪我で死んだ兵士の肉を食べている姿をみた,煮ていると独特の白い泡が出るからすぐ解るとか,そういう話をしている人は自分は食べてない側だという主張だとも受け取れたり,じゃぁ食べた人達を攻められる訳でもなく・・・

 そして新たなる特攻隊の存在...戦闘機にのる特攻隊は,少し美化されて伝達されていますが,絵魚雷で突撃する回天までは知っていたけど,爆弾を背負って戦車の下に潜り込む特攻があるのは,今回初めて知りました.「戦車1台と人間一人が引き換えだ」と.

 日本は,戦後65年.戦争を知っている世代は70歳を超えるという事で,今年は証言を次の世代に残そうという運動が盛んな気がします.

 広島で育つと,原爆を中心とした戦争教育が盛んで,どこもそうだとおもっていたんだけど就職して東京に出てきたら8月6日や9日のみならず,15日の意味も知らない人が多くて,教育の温度差にビックリしました.しかし,実はこれも狭い世界で,その話をしたら沖縄出身の人が,本土では6月23日を知らない人が多いと驚いていました.



 この写真は5月に広島に行った時に写真を撮ったのですが,隣に居たカップルは,おねーちゃんがピースサインして撮影していました."ピースサイン"なだけに間違っていると言えない感じも・・・

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