TNS Listenerのポート固定 on Windows
0.改訂履歴
- 2002.10.27 新規作成
1.はじめに
このドキュメントでは,Windows版のTNS Listenerで,通信ポートを固定する方法を説明する.
なお,この手順で説明する方法は,Oracle8i 8.1.7では不具合がある.詳しくは文書26104を参照.
2.ポートのリダイレクト
- TNS Listenerは,ドキュメント「TNS Listenerの設定 for Solaris」にあるような動きを行う.
- 絵が古いが,以下のようなイメージ.
- 通信が確立した後は,この(4)の経路のように,TNS Listenerを介さず直接通信する.
- Windowsで稼働するOracle Serverの場合は,この(4)で使われる通信ポートがリダイレクトされ,1024以降の通信ポートを使用して接続される.
- 割り当てられるポート番号はランダム・・・とまでは行かない?が,範囲も特定できない.
- UNIX版ではリダイレクトされない.
- そこで問題になるのは,Firewall等を経由して接続するような場合,ポート番号が不明だと通信が確立できない.
- よってこのような場合に,レジストリを設定する事によってポートの固定を行う事が出来る.
3.ポートの固定手順
- レジストリエディタを起動する.
- 設定が終了したら,再起動する.