2008-06-23
2009年4月に予定されている会計基準の変更というのがあって,受託開発時の会計基準がPOC, PCMと言われる「工事進行基準:percent of completion method」を原則適用する事になるそうです.
システムの受託開発の場合,完成・納品して検収となる事が多いですが,これは「工事完成基準」とか「検収基準」というものです. 「工事進行基準」ではプロジェクトの進捗によって収益や費用を計上して会計期間内に分配するのだそうです.
これまでもどっちでも良かったようなのですが,J-SOXとかの動きと同じなのかな?と思ったのですが,国際会計基準に統一しましょうという事のようです. グローバルスタンダードって事で,アメリカ基準ですな.
適用としては,以下のような内容です.
・受託開発に適用. ・上場・非上場に関係ない. ・大規模開発(1年以上の工期,請負金額10億円以上)
途中途中で計上するので締めが大変になるなぁと思っていたのですが,「工事完成基準」が大変になるのは大規模案件だけのようなので,小規模短期案件,コンシューマ向けインターネットサービス系だと,1年以上の工期というのはあまりありませんから適用外ですかね.
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