2008-01-31
ERGOSOFTという,Macを使っているとなじみのあるソフトウェア会社が,ソフトウェア販売を1/28日付で終了すると発表しました.
ERGOSOFTは,Macの先祖?といえるLisaの頃からMacの日本語環境に貢献してきた会社で,ワープロのegwordと仮名漢字変換egbridgeを主力商品としてきました.
1992年頃,egwordはあまり使ったことがありませんでしたが,Solo Writerというワープロとegbridgeを使ってMacintosh SE/30で文書を書いていた覚えがあります. それでも,当時はVersion4.xxだったと.
今と違うのは,ユーザ登録して億とアップデートの案内が来たり,アップデートのフロッピーディスクが送付されてきたりと,ほのぼのとしていた時代です.
その後,ATOK8 for Macが発売になったり,変換効率が良いというのでVJE-Deltaを長いこと使っていて,MacOS Xになってからは再度ATOK14,2005とすっかり離れていましたが,昨年MacBookProを購入した際に,考えた末にegbrigeを再度手にしました. 実に15年ぶり?
実に快適に使っていたのですが,残念ながら今回の発表なので,今後のOSアップデートに追随していけない感じもあり,寂しい限りです.
ただ,Windowsでもデフォルトの仮名漢字変換ソフトをわざわざ変更するひともいないし,Macもことえりが結構賢いしリファレンス的に先進機能を入れてくるようになったりして,サードパーティの出る幕はなくなってきたのかもしれません.
とはいえ,実にERGOSOFTの関係の人曰く,Macの出荷台数が,意外と少なくライセンス販売が伸びないのが原因だという話があったのが印象的です. 日本でもiPodの大成功もあり,ワールドワイドでは斬新なデザインや機能のMacを発売したり過去最高益というニュース配信されていますが,Macの出荷台数だけを見ると日本では横ばいらしいです.
まぁ,周りを見ると持っている人が増えた感じはないですし.「私も昔使って〜」とか「最初に買ったパソコンは〜」という人は,良くそれをネタに話しかけてくれますけどね.
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