2007-05-16
コンサルタントは,外部から来て短期間しかいないのだけれども会社に影響のある事をアウトプットとして出す仕事です. そういう立場の我々を取り入れようとする思惑や,あるいは組織間のクッションとして利用しようとする人たちが,毎日訪れるようになりました.
そういう来客は申し合わせたように,ふら〜っと手ぶらでやってきます. 手帳とかもってくると「見える」ので手ぶらで「喫煙ついでによってみた風」に見せているような,感じでした. そして,話をした後は次に我々が空いている時間を確認し,押さえて出て行きます.決して誰かに遭遇しないようにスケジュールされます.
実は取り入れようとしている側が,取り入れられている状態だったというのが,この我々のボスの思うつぼ?だったのです.
毎週東京に帰り,研究所訪問や製造業,流通業というようなカテゴリでの別案件を持っているコンサルタントとの情報交換を行い,それを持ち帰って訪問者たちに話を展開する.自分たちの取り組みに適用,置き換えてみた時の可能性について話をしてもらう,そんな事で3ヶ月が過ぎました.
結局,このときの「ご訪問」の中で色々な人たちからの指示を受け,実際にはそれで既に完成といえるコンサルティングでした.
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