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書評:弘兼憲史SF作品集 ザ・スペース
2007-05-05 こどもの日
 新幹線の待ち時間に広島の本屋で買った漫画.発売されたばかりのようですが,弘兼憲史の歴史からは抹殺されている感じ...
 1979年頃に書いた物のようで,宇宙戦艦ヤマトとかロボットアニメ系やスターウォーズの影響もちらほらでていますが,基本的には誰にも負けない人間ドラマ.

 囚人を流刑地とされる遠い星に送り迎えする役割の主人公が,光速近い速度で恒星間移動をする事で,時間空間の差がでる部分をドラマにしている. ほぼ光の速度で移動するので時間が止まっているように見えるという設定だ.
 たとえば15年の刑を受けた囚人を10日くらいかけて送り迎えすると,移動時に地球上では10年経過,刑務所で15年,帰ってくるのに10年なので合計35年経過しているので,地球上では待っている恋人が35歳年をとっているのに,自分は10歳しか年をとっていないというような事で引き起こされるギャップを利用している.

 設定とか使っている用語が難しくて子供の漫画には適さないし,当時の大人には宇宙物は理解されないだろうし.

 人間ドラマとしては面白いが,たぶん設定となっている人間軽視の管理社会から人間らしさが取り戻す・・・というようなスペースオペラ系を考えていたのだろうが,そういう展開にならないところで連載が終わったのが見え見えの消化不良感も,あります.

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