2005-08-30
新規取引の際に相手の事を判断する最低限の管理業務を与信管理と言います. 上場企業だとポートフォリオが公開されていますし,それなりの会社組織だと帝国データバンクに問い合わせをすれば,前年度くらいの債務状態はわかるでしょう. 他にも資本金ベース,従業員数ベースで考えるところ等多角的にその企業独自の判断基準が在るのですが,その1つに「資格保持者数」というのがあります. わしは微妙な資格を持っているのですが,これが「持っている」というだけでカウントされて重宝がられる事が多くあります. その本質的な内容はともかくcount upができるか否かだけなんですね. 取引開始条件の中に「なんとか資格を何人以上」なんて条件を付けている会社を見ましたし,取引開始後もそれを問い合わせてくる会社もありました.
世間で言う「実力主義」という事が在っても,初めての人に客観的に判る方法としては弱い. 他人の実績を自分の事のように話ができる人なんて多くいる訳で. そんな時に資格は自分について回るのでとても価値があるなぁと,また再度実感しました. 役所が判断するときは数値的になりますから,あるない,赤か黒か,そういう単純な事ですね.
そういえば去年,下請法改正につき取引先の与信管理し直しをしているなかで,社員数700人,外人社長の会社が資本金1000万だったというのは意外でびっくりしました. 上場会社の逆でワンマンでやっていきたいんだそうで...
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