2005-07-25
再度県警の人と,ハイテク犯罪についての勉強会. 今回はオークションを取り巻く問題について. 前回も説明しましたが,現在話をしてるのは県警の中でも「生活安全課」という部署なので,ハイテクというよりか本来は「詐欺」とかがメインの部署となります. オークションでは通称「チャリンカー」と呼ばれる商品をクレジットカードで購入してその品をオークションで現金化して借金を返す・・・というような自転車操業をやっているうちに,納品しなくなって連絡がつかない等といった事が多発しているとか. こういう場合は,被疑者はその詐欺行為を行った人だけで完結してしまいます. 最近では「ライセンスもの」についても関連団体からの圧力もあり,捜査が深く行われている風潮があるようです. これらは事件としてはその広がりがあるのだそうです. ライセンスものを例えると,バッグ等のブランド品,パソコンソフト,DVDやCD等のライセンス違反,不正コピーものですね. こういうものの場合は,ライセンス違法物の販売業者(個人)を摘発するだけでなく,その輸入元とか制作元とかの背景についても捜査の手が伸びる事で範囲が広がって意外な進展も視野に入れて進めているそうです.. ライセンスものに関しては,関連団体からの圧力や今後の犯罪抑制等もあり,最近では良く目立つように報道される事が多いですね. タイトルでは「ハイテク犯罪」としましたが,最近ではいわゆるサイバーテロ的なものよりは生活の一部化したネットワーク上で起きる事件というだけの,一般化したイメージの方が強いようです.
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