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ブログ - 令和6年能登半島地震のモバイル通信環境

令和6年能登半島地震のモバイル通信環境

カテゴリ : 
災害
ブロガー : 
ujpblog 2024/1/10 1:33
 311の直後,都内だと自分のドコモのDNS(デュアルネットワークサービス)で運用していた2G回線と大丈夫で,カミさんのauとギリ繋がったんだけど,今回の震災ではまだ通信回線が復旧してない模様.
 特に象徴的だったのは,地震後の停電後の動作.

・ソフトバンクは即停波
・ドコモとauは基地局のバッテリが切れるまでの1日くらい繋がった
・楽天は話題にならなかった

 また復旧までのアプローチも違う.

令和6年能登半島地震に伴う「船上基地局」運用の実施について -NTTドコモ、KDDI共同で海上から通信を復旧-
https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/detail/20240106_00_m.html

引用:
NTTドコモとKDDIは2024年1月6日から、令和6年能登半島地震に伴い、共同で船舶上に携帯電話基地局の設備を設置した「船上基地局」の運用(以下、本運用)を実施します。
NTTドコモグループ NTTワールドエンジニアリングマリンが運用する海底ケーブル敷設船「きずな」にNTTドコモとKDDIの携帯電話基地局の設備を設置します。衛星アンテナで受信した電波を船上から発信することで、陸路が絶たれていることから復旧が困難な石川県輪島市の一部沿岸エリアの復旧を図ります。

本運用は、NTTとKDDIが2020年に締結した社会課題の解決に取り組む社会貢献連携協定※1の一環として、災害時の物資運搬などによる相互協力を実施するものです。
 これが震災後6日目の発表.

ソフトバンクがドローンで携帯の電波を中継、能登半島地震で運用開始
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1559136.html

引用:
 ソフトバンクは、石川県輪島市門前町の一部エリアで、「有線給電ドローン無線中継システム」の運用を開始した。

 「有線給電ドローン無線中継システム」は、空にドローンを滞空させ、半径数kmのサービスエリアを構築する。2022年7月に実用化されたもので、長い時間、空を飛んで通信エリアを維持できるよう上空のドローンには光ファイバーケーブルと、地上の電力装置と結ぶケーブルがつながっている。これにより4日以上、通信エリアを維持できる。

 今回の運用にあたり、行政への申請や、石川県の関係機関と連携している。
 早々に国交省がヘリを飛ばすからドローン禁止を発表したからソフトバンクは調整が大変だったろうなぁ.

国交省、能登半島全域を「ドローン飛行禁止」に
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2401/02/news043.htm

引用:
 国土交通省航空局は1月2日、能登半島全域に対し、ドローンなど無人航空機の飛行を原則禁止にした。捜索や救難活動などを行う有人ヘリコプターの妨げにならないようにするためとしている。

 実証実験を詰めていけば,通信用のドローンだけ許可されるようなことになっていくのかな.悪天になったら船も出られないだろうし色々なアプローチを試すのでしょう.
 また本格的に使われてないけど,イーロン・マスクのスターリンクは雪に弱いそうだし.

 各社が現在の通信状況を公開しているので,1月9日現在のそのスクショ.


docomo FOMA



docomo LTE



au



SOFTBANK 3G



SOFTBANK 4GLTE



Rakuten

 ソフトバンク3Gは通信可能エリアが多そうな感じだけどなぁ.電源復旧したらOKなのかな.

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