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ブログ - 全日空のシステムトラブル考察

全日空のシステムトラブル考察

カテゴリ : 
情報システム
ブロガー : 
ujpblog 2008/9/14 22:10
 全日空が朝からシステムトラブルで,トータル53便結構になったそうです.

 普段ならあまり関係していないのですが,今回は田舎から母親と妹夫婦がディズニーランド&ジブリ美術館に遊びにきていて,まんまとそれにひっかかりました.
 幸い,搭乗予定の便は遅れて出発だったらしいのですが,一泊二日の強行スケジュール旅行なのですが空港での待ち時間をいれたら,なんだかんだで新幹線と同じ時間じゃない?とおもってみたり.

 飛行機の場合,少しくらい出発が遅れるとか速く着くとかは良くありますが,調べてみたのですが遅延による料金返還は無い様です. 新幹線だと2時間遅れたら特急料金の返還があるようです.

 全日空のシステムトラブルというと,似たようなものが最近あったなぁと思って調べてみたら,昨年の5月連休・・・

 このAll Aboutの記事が詳しいです.

全日空 予約・発券システムでトラブル発生

 この1年半前はメインフレームからオープンシステム化してドタバタしていた時のようですが,システムは米ユニシスがJavaで開発したパッケージの「AirCore(Airline Core Systems Solutions)」というものなのだそうです.

 今日の問題はまだ詳細が明らかになっていませんが,何よりも信頼性を求められる会社で大トラブルが続くと,信頼性も揺らぎますね.

 こういう大きなトラブル時にいつも思うのは,代替え機を用意しているにも関わらず,こんなことが起こっています.

1.切り替わらない
2.切り替えても動かない
3.切り替えたシステムもダウンした

 間違いなく導入の際には切り替えテストを行っているのですが,それがうまく動かない. これは結局完全には多重化できていない,設計が悪いという事になります.

 逆に言うとシステムトラブルなんてどこの会社でどんな仕組みを使っていても発生していて,それらはユーザに判らない様に切り替わっているとか最小被害で押さえているので報道されるほどのトラブルになってないという事ですね.

 信頼性も社会的責任が求められるシステムでは,スタートアップ時を慎重にやるだけでなく,障害発生時の設計・テストももっと厳密にやっておく必要があるでしょう.

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