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ブログ - データセンタの火事

データセンタの火事

カテゴリ : 
情報システム
ブロガー : 
ujpblog 2008/12/21 22:10
 火事というか,煙がでたので,さくらインターネットのデータセンタが一部のラックへ電源供給停止だそうです.

障害発生のお知らせ「西新宿データセンター」
http://www.sakura.ad.jp/news/archives/20081219-001.news

 別に取引も無いので影響は無いのですが,このニュースを知ったのは,街の掲示板でした. 西新宿に住んでいたので,たまに掲示板を見ていたのですが消防車がすごくて騒然としていているという話がでていました.

 そのデータセンタの場所は,もよりのバス停の前なので覚えていますが,昔は駐車場で,10年くらい前には緑色のガラス張りな建物が建っていた様に思います. 1つ言えるのは,たしかにデータセンタっぽくて建物に看板とか企業名の表示が無い感じでしたね.

 調べると,これによってGREEとかSeeSaaのサービスが停止している様です.

 今回は発煙だけでしたが,出火に対してデータセンタが備える必要があるものは,消防法で定められている不燃性ガス消火設備を設置すべき対象の建物としての通信室というのが,それにあたります.

 不燃性ガス消火設備では,二酸化炭素消火設備というのがあり,名前の通り二酸化炭素を吐き出して燃焼しないようにして火を止めるということですが,人間にも影響があって事故が続いた様で,ハロン化物消火設備に変わった様です. 燃焼の化学反応の抑制作用で消化し,人間に無害なのだそうです.
 しかしこれもオゾン層を破壊するというので1994年にハロンが製造中止となり,最近の建造されたデータセンタでは使われてない様です.
 現在はハロンの代替えガスとして,イナート系ガス,フッ素系等がある様ですが,これらも環境破壊や設置場所が大きい等の問題もあるようで,次世代の消化剤の研究がされているようです.

 2000年頃に建造されたデータセンタでは,ウォータミスト消火剤が流行っていました. データセンタの営業担当者曰く,「ガス系だと種火が残ってしまう可能性があり,ガスが抜けた後に再燃する事もあるようで,熱を下げて完全に消す為に水を使うのがトレンド」と言われた事があります.
 ただ,2006年頃に別のデータセンタの人に聞いた所,「水で消化すると機材が全部ダメになるので,最近は窒素ガスが多い」という話をしていました.

 基本的には,出火してしまうものという事で考えて,ディザスタリカバリー的な,あるいは最低でもデータの遠隔地保管は必要なのだろうなと思います.

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