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認知症なのか

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人生 » 体・病気
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ujpblog 2024/4/14 23:00
エピソード0

 2023年1月,母が物忘れが酷いというので,市役所に相談に行ったらどうかと話をしたら,ちゃんと言うことを聞いてくれて行ってくれてた.その時に案内されたのは健康福祉部にある地域包括支援センター.
 相談にのってくれた保健師から私に電話連絡があり,次のような話だった.

・人との交流があった方が良いので,デイサービスを紹介
 ・元気な人がいくタイプ
 ・月2回
 ・費用未確認
・MCI(軽度認知障害)
 ・境界線にある
 ・スクリーニング検査をしたが,結果的には良い.
 ・かかりつけの医院向けに,書類が送付される.
・介護認定
 ・ギリギリかと思われる.
 ・バイクを運転してきているので,認定は難しいかも.
 ・テストで西暦を間違える.
 ・本人曰く,物忘れがある.

 その後,バイクの免許更新は問題通過.デイサービスは月1回1,000円で食事付き,無料の体操に週2回行く感じで過ごしていたけれど,ここ数ヶ月,物盗られ妄想が強くなって来た.

 自分的には,話をして見て実際,誰か泥棒が入ったような形跡に見えるような状態も確認できたから,監視カメラを設置したりして確認を続けているけど,それらしいものは今のところ未発見.

 周りのアドバイスと知っている状況からするとこんな感じ.

・コロナ禍で人との接触が減った
・シルバー人材センターの仕事をしていたが腕の骨折を契機に仕事が無くなった
・社寺参り(四国八十八ヶ所など)は足が衰えて若い人についていけなくなって遠慮している
・物盗られ妄想は認知症の初期症状(女性に多い)

 多くの人の意見だと,人間,ひとと触れ合うことが少なくなったことで認知症が発症しすすんでいるのだろうという事だった.

エピソード1 銀行

・泥棒が合鍵を持って入ってくるというので,妹ちゃん2号の旦那(建築関係トントントン?)に頼んで鍵交換を実施.
・いったん鍵交換で安心したが,数週間で合鍵を持って入ってきていると言い出した.
・盗難を警察し,いつ何が無くなったか全くわからないけど泥棒に入られたと言い張る事案が2回
・スマホを無くしたが,誰かが家に侵入して盗んでいったと言い張る
・普通の人は欲しがらないけど母にとっては大事なものが無くなって盗られたと言い張る(もっと足がつかなそうな金目のものは家が残っているのに)
・キャッシュカードが盗まれ,銀行口座から3万円引き出されている(暗証番号を知らないのに)

 同じ銀行で銀行口座が3つ+1つ(叔父名義)あったので,使わないものを廃止すべく銀行へ.管理対象を少なくする事で物盗られ妄想から排除していこうという戦略.
 特に問題なく統合処理は進んで,大阪の叔父名義分も叔父への電話連絡で本人確認完了で廃止完了.
 その後,「3万円について調査結果がありまして」と行員に言われ何のことかと思ったら,母が銀行に「キャッシュカードが盗まれ3万円引き出された.カードを停止して欲しい」と手続きを申し出ていたそうで,銀行が調査し,3万円は2年前に引き出されている案件が1つで,前後の取引を見ていると通常通り生活費充当で不正引き出しでは無いと回答があったと報告されました.

 興味深いので観察していたら,窓口で口座処理をしている人とは違うところから人が飛んで来て画面内の報告メモを開いて伝えてくれた.飛んで来た人は窓口に連絡する監視人なのですかね.見落とさないようにってことかな.

 銀行側はそんなコメント付きで長男を伴って窓口訪問なので,色々と察している感じだったけど問題なく処理してくれました.都市銀行だとまた違うのかもしれないけどね.

 あと,高齢者(75歳以上)の場合は1日に引き出せる金額が20万円までに自動的に制限されるそう.本人申請とかで解除もできるそうだけど.

エピソード2 地域包括センター
 介護先輩からのアドバイスで「まずはケアマネージャをつけること」と人と会う機会を増やすためにデイサービスの回数を増やせないか相談したく市役所へ.
 地域包括支援センターを案内され,いつしか電話連絡もらった保健師さんと初対面.母のことは何度か会っているから知ってくれている模様で,「見ているとお年を召されましたね」と.

 保健師さんとの話は次のような感じだった.

・まず,現在の月1回のデイサービスは,行政サービスなので回数は増やせない.有料でデイサービスを受けることもできるが,1回1万円程度かかるが,そもそも市内で有料デイサービスを提供している業者が無い.
・ケアマネージャをつけるには,「要介護認定」が必要になる.
・要介護認定されるには「主治医意見書」と市町村職員による自宅訪問が必要になる.

 この時に行政的な立場からの予算云々を考えた時に,保健師さんとしてどういうスタンスか分からないけれど,今回の場合,できるだけ介護認定してもらって介護サービスを受けてもらいたい意志を感じた.もしかしてその辺りが対応した行政や担当者によって違うのかも?と思って見たりした.

 主治医意見書が重要で,普段行ってる主治医だと専門では無いので書き方が甘くなる?こともあるので,専門病院で検査して結果をもらって来た方が良いと.そして「認知症疾患医療センター」とされている隣の市にある病院へ.

エピソード2 認知症疾患医療センター
 隣町にある認知症疾患医療センターに位置付けられているその病院.山の中の絶対徒歩ではいけない場所にポツンとある病院でした.
 病院では次のような検査を実施.

・尿検査
・血液検査
・頭部CT撮影
・認知症検査
・家族は,たくさんのアンケートの記入.既往歴や行動などの設問が多岐にわたる

 検査の結果を聞くまでに5時間半.丁寧に母の言い分やヒアリングや説明してくれたのだけど,診断結果としては,認知症検査としては30点満点中の21点.20点以下だと認知の確率が高いとされているそう.その時は詳細を聞かなかったけど,長谷川式認知症スケール(HDS-R)という手法のよう.
 運転免許基点で考えると,現時点ではドクターストップ状態.詳細な検査をするとより運転可能か判別することができるが,進行度合いから良くて1年延長,半年程度と説明され,物事がよくわかってない母は「もうバイクは乗らないので免許返納予定」と言ったかと思ったら「あと2年は乗る」と言い出したりと支離滅裂.
 どの場はどうにか「免許返納で進める」事を約束し,主治医意見書が作成されることに.

 結局,エピソード0にあった通り,形式上,認知症でないと証明されている運転免許を持って運転している人に介護判定は出来ないということで,私がアンケートで臨んだ介護予防・生活支援サービスを受けたいという意図に沿った進行にしてくれた模様.

 ちなみに,医師によって運転が保留になっている状態で運転してしまうと,本人と共に家族も罰せられると説明がありました.母に対する威嚇も込めて.

 そして免許返納は,免許の期限切れ前に行うとメリットが多いとアドバイスをもらったので調べたら,母の住んでいる行政の場合は「タクシー代1割引」というのが最大のメリットかな.

 母の住んでいる場所は市の中心部から一番離れている場所なので,何をするにも交通手段がないととても困るのが難点.日本中で問題になっているけど,路線バスはないに等しいし鉄道があるけど網羅性に乏しいし.

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