2008-07-11
本日発売されたiPhone 3Gで,インタフェイスばかり注目されていますが,あまり注目されていない感じの機能としてGPSがあるとおもいます. 可能性の片鱗?として,いくつか挙げてみます.
●基地局を探そう
これはつい昨日,知り合いがやっていたので知ったのですが「アンテナ'(アンテナ奪取)」という遊びがあって,これはauとかSoftBankの2G,ウイルコムでできるらしいのですが,こんな感じなのだそうです.
1.そもそも,ケータイの電波の繋がっている基地局の情報が取れる. 2.移動して,どれだけの基地局と繋がったか,記録するツールとサイトがある. 3.新設された基地局を見つけて,最初にその基地局に繋げた人は,システムに永久登録される.(新星を見つけた人のような感じ?) 4.新しいビルとかがあると新設基地局がありそうなので,近くに行ってみる. 5.個数を稼ぐ為に,電車に乗って旅に出て何個の基地局を捕捉したかを記録する. 6.レアな基地局(警視庁?南極?)に行った事が記録される. 7.本数や距離を,同じ趣味の人と争う.
こんな遊びです. この遊びをしている人は,1万人くらいいるらしいです. 移動距離が少ないのに捕捉数が多いとか,色々自慢できるそうです...
●宝探し
同じような感じでGPSでは「ジオキャッシュ」という遊びが有ります.
これは,ハイテク宝探し. 誰かが宝(お金)をどこかに隠し,その座標を掲示板に乗せ,みんなで探すというような物. これは世界レベルで遊んでいる様です. 3年前にかったガーミンというハンディGPSではジオキャッシュが内蔵されています.
●地上絵
PC連携のできるGPSナビ等には,ログ機能があって自分がどのように移動したか記録する事ができます. うまく移動すると,一筆書きで絵を描く事ができるそうです. 北斗七星くらいだったら,簡単にできそうだけど,フェイクニュースで先日「空輸便の荷物にGPSを乗せて絵を描いた」というのが有りました...
●トトロのいらん旅
これは今までの物とは違う位置情報の取り方.その手法はソーシャルです.
ゲーム内容としては,折り紙で作ったトトロをどこかに隠して,それをmixi上のコミュニティに書き込んでそれを見た人が探し当てる. きっと運用上,変化してきていて手にした人が折り紙トトロとメッセージを書いた紙等を水対策と思われるビニールケースに入れて隠す様になっています. 紙のトトロは数匹いて,色々な人,いろいろな場所を人の手によって日本中で旅しているようです. 全ての折り紙に会う・会おうと思っている人,再会する人,なくす人,いろいろなドラマがあります.
繋がっている手段が,同じ時を過ごして同期していた時代から,メールによって非同期となり,定着し,さらにそれが物理的場所のパラメータが増えて定着化してきているという感じですね.
たしか警視庁あたりの申し入れでケータイにはGPSが必須となって行くわけですが,今ままでは位置情報を使った実用サービスは「道案内」くらいでしたが,これまでと違ったサービスを生む事ができそうですね.
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