コンサル時代の知り合いの紹介でIC専門のエージェントの人に会って話を聞く機会がありました.
ICとは,Independent Contructorの略で, わかりやすい言葉で言うと「フリーエージェント」というそうなのですが,もっと平たく言うと「派遣」です.
ただし,「プロフェッショナルである」というところが,いわゆる「派遣」とは違う付加価値の部分なのだそうです.
イメージとしては,CIO補佐的な立場からのアドバイスを行うようなものだとか,スタートアップ企業が軌道に乗るまでの支援だとか,トラブル発生中のプロジェクトに参画しての火消しだとかで,短期集中的に参加するといったような交わり方との事.
派遣と違うという部分をフィーで表現すると,一人月150万〜300万というような単位だそうです. 顧客としては中堅企業以上となるのですが,コンサルティング会社に頼むよりは安いという位置づけですね.
ほとんどの場合は,コンサルティングファーム出身者が,その腕を持って登録している事が多いそうです.たしかにコンサルタントの場合,普通ハードウェアもソフトウェアも売ったりしませんので,問題解決能力だけですね.
もう1つの事業としては,上級ヘッドハンティング事業. これはもう社長級をひっぱってくるというような仕事なのだそうです.
例えば,ダイエーの社長にhpの社長,,,とか,AppleのCEOにPepsiの・・・とかといったくらいのハンター事業なのだそうで,人が一人動くと億近くのお金が動くスカウト. 特に業界をまたいで有名企業間でのトップの異動というのは,ほとんどの場合そういうエージェントがからんでいるのだとか.
世の中には,まだまだ知らない世界があるんだなぁと感心しました.
ICに関しては,こんな協会もある様です.
特定非営利活動法人インディペンデント・コントラクター協会