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病院デッドロック
2008-05-01
 1ヶ月ほど前,叔母が交通事故で入院. 一命は取り留めましたが,脳に損傷があり,半身不随という状態です. 言葉は失っていますが,耳と目は残っている模様で,簡単な意思疎通はできる様態です.

 現在入院している病院は,地元で有名な脳外科. 交通事故直後の損傷状態から救急で担ぎ込まれてそのまま入院状態なのですが,基本的に「脳の治療」って,医学用語とか措置名はわかりませんが,故障箇所の切除で完了です. つまり,いくら脳外科に入院していても脳機能が再生する訳でもないので,治療するものがありません. 出血が止まるとか腫れがひどくならない限りは,治療も終わりです.
 そうすると,動けないような状態でも,退院をしなければなりません.

 病院に設置してある地域相談室のアドバイスでは,新幹線のぞみで駅1つ隣の駅からローカル線で1駅の場所に,交通事故のリハビリを専門にする医療施設があると紹介され,基本的な治療計画は次の通りでした.

1.全身に複数箇所骨折しているので,それを治す為の病院に転院する.
2.骨折がなおった後,交通事故専門病院に転院する.

 しかし,現実は難しく,交通事故専門病院は,回復の見込みがある人を受け入れる事になっているようで,脳の一部を失っている状態だと受け入れが厳しいという事でした.

 さらに,骨折を治す為の病院では,「法律で3ヶ月しか入院できないので,次の転院先を見つけている状態じゃないと受け入れできない」と言われています.

 整理すると,次のようになります.

1.現在の病院は退院しなければならない.
2.二番目の病院は,三番目の病院が決まってないと受け入れないという姿勢
3.三番目の病院は,回復の見込みが無いと受け入れないという方針

 三番目の病院に入れない限り,二番目の病院に入院できないが,一番目の病院は退院しなければならない,,,という感じです.

 この解決方法は,2つの病院でフリップフロッピング,,,というかキャッチボールというか,そういう病人のやり取りを3ヶ月周期で行うという事です. ただ,これは相手が突然ボールを受け取らない場合もでてくるみたいです. ベッド不足等とか,病人が手のかかる場合等の入院拒否.

 ちょっと調べてみたのですが,そもそも,この「3ヶ月」というのは,医療機関の経営上の問題のようです. 「90日を超えると,医療報酬が下がる」ので,病院として旨味が無いので,入院させておきたくない,,,というのが本音のところです.

 救われたのは相手がちゃんと損保に入っていた事ですが,こういう悩み事については,保険屋は何もしてくれないスタンスです. 金については制限が無いようですが,なんだか結局,被害者が損をする,そんな感じです.

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